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一生旅人。

永遠の旅人。(撮影者:内藤 修吾)


by 内藤 修吾
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『孤独の価値』/森 博嗣 幻冬舎新書

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FUJIFILM X-T1+XF23mm F1.4 R


グループでの写真活動から逃げ出し、Facebookにも嫌気がさし、何かと一人で過ごすことが多い今の自分。
帯の一言に惹かれて手に取った。
「孤独」という言葉は何だかネガティブなイメージをまとっているように感じる人が多いのだけれど、
必ずしもそうではないということを考えるきっかけが詰まった一冊だった。

そもそも「孤独」について何となくネガティブなイメージを持っているのは、
学校教育に始まり、世の中がいかに「孤独」に対して不安を植え付けているか具体的な事例をもって示されている。
世の中に溢れた虚構を少しでも疑えるようになることが孤独を考える術でもあり、人間らしく生きることにもなるのだ。

「孤独」をテーマに扱った本書だが、「考える」ことの重要性を認識する面でも読み応えがあった。
寂しいのは「孤独」そのものというより「孤独=寂しい」で思考停止し何も考えないまま仲間とのつながりを求めることなのだと思う。

世の中の流れや、固定概念をそのまま鵜吞みにするのではなく、自分なりに考えて向き合えるようになりたい。
そのためにはやはり、孤独であることは必要なことなのだ。

みんながFacebookやっているから何だというのだ。
やりたい人はやれば良い。やらないからといってとやかく言われる筋合いはない。
Facebookがなければつながれない縁だとしたら所詮その程度のものだ。
頻繁には会えなくたってチャンスを作って、あるいはチャンスを見つけて自分から会いに行くことができる。
それはネットで365日24時間つながって「いいね!」を毎日送りあうことよりも、比べ物にならないくらい尊いことだと思う。
SNS全盛期の世の中だからこそ薄っぺらいつながりで安心するような思考停止にはなりたくないとあらためて感じた。

・・・・最後は少し本書の論点とズレてしまったが、僕なりに考えたことを綴ってみた。


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by shugo-naito | 2017-03-28 17:10 | 本棚 | Comments(0)